【プロ野球解説】上林誠知選手のグラブを紹介!
「持ち替えの速さ」を追求した縦型の形状、薄さと硬さを両立させたこだわりの革質、そしてイチローモデルをベースにした究極のフィット感。
本記事では、上林誠知選手が「見えないファインプレー」を生み出すために辿り着いた、グラブへの深いこだわりと3つの特徴を詳しく解説します。
メーカーはどこ?
上林選手は、ミズノのグラブを使用しています。
ミズノブランドアンバサダー 契約選手(NPB)|選手情報|ミズノ公式オンライン
ミズノの最上級グレードである、ミズノプロの外野手用グラブを使用しています。
縦型
上林選手は、縦型の外野手用グラブを使用しています。
上林選手がグラブの型において最も重視しているのが、「縦に使う」という点です。
その最大の目的は、外野守備において極めて重要な「持ち替えの速さ」を追求することにあります。
一般的に、ポケットを深く設定したグラブは「ガッチリ捕れる安心感」がありますが、上林選手は「ポケットが深すぎると、持ち替える時にスムーズにいかない」と分析しています。
そのため、捕球の確実性を担保しつつも、次の送球動作へ瞬時に移れるよう、縦型として使いながら「ある程度のポケットを作る」という絶妙なバランスを理想としています。
「見えないファインプレー」を信条とする上林選手にとって、この縦型の形状は、難しい打球を当たり前のように処理し、素早く次のプレーへと繋げるための不可欠な要素となっています。
革が薄くて硬い
上林選手のグラブは、革が薄めで硬めになっています。
上林選手がグラブの質感において追求しているのは、「革の薄さ」と「芯の硬さ」の両立という非常に繊細なバランスです。
まず、操作性を極限まで高めるために「革は薄く」設定されています。
これは、グラブをはめた瞬間に「手の神経と全部繋がっているような感覚」を得るためのこだわりであり、指先の細かな感覚をダイレクトにグラブへ伝えることを重視しているためです。
一方で、単に柔らかいだけのグラブは好まず、「使い込んでも中(芯)が潰れないこと」を絶対条件として挙げています。
革が柔らかすぎるとグラブの形状が崩れてしまい、捕球時に「ボールを弾きそう」という不安感に繋がるからです。
「薄くて軽い」という高い操作性を持ちながら、激しいプレーの中でも「しっかりとした芯」が残り続けること。
この相反する要素の共存が、難しい打球に対しても一歩目を恐れず踏み出し、確実に仕留めるための高い信頼感を生み出しています。
イチローモデルが基本型
上林選手のグラブは、イチローモデルが基本型になっています。
上林選手が使用するグラブの原点は、数々の伝説的プレーを生み出してきた「イチローモデル」にあります。
サイズ感については、外野手用としては「大きすぎるものは嫌」と語っており、「自分にとってちょうど良いサイズ」であることを最優先しています。
これは、単に打球に届く範囲を広げることよりも、自分の手のように扱える操作性を重視しているためです。
特に大切にしているのが、手を入れた瞬間のフィーリングです。
毎年届く複数のグラブの中から、「手の神経と全部繋がっているような感覚」があるものを、その年のレギュラー(試合用)として選んでいます。
上林選手にとって、このモデルと最適なサイズ感の組み合わせは、「グラブの形がちゃんとしていないと自信を持って守れない」という言葉通り、高いパフォーマンスを維持し、確実な守備を支えるための絶対的な条件となっています。
手入れのこだわり
上林選手は、グラブの状態を見ながら丁寧にメンテナンスをしています。
上林選手の高い守備パフォーマンスを支えているのは、道具を最高の状態に保つための細やかな手入れです。
お手入れに使用するアイテムについて、上林選手は「ベタベタ系のオイル」を好んで使用していると語っています。
具体的な製品名についてはストロングオイルを愛用しており、これを使用してケアを続けることで、グラブのコンディションが向上していくことを実感しているそうです。
メンテナンスの頻度については、オイルの塗りすぎによる重量増加や質感の変化を警戒し、「ワンカード(3連戦)に1回程度」という適切なペースを守っています。
新品のグラブであっても、キャンプなどで実際にボールを受け、定期的にオイルを塗って使い込むことで、徐々に試合で使えるレベルへと「育って」いきます。
オイルを馴染ませることで、ボールの収まりが良くなり、打球を弾きにくくなるという実利的なメリットも生まれます。
上林選手にとってグラブの手入れは、単なる掃除ではありません。
「グラブの形がちゃんとしていないと自信を持って守れない」と語る通り、道具を完璧に整えることは、一歩目の判断や球際の強さを生むための、不可欠な準備プロセスとなっているのです。
おわりに
今回は上林誠知選手のグラブを解説させていただきました。
上林選手のグラブは、
- 縦型
- 革が薄くて硬い
- イチローモデルが基本型
といった特徴があります。
