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【徹底解説】ファーストミットの特徴を解説!

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ファーストミットは、一塁手専用に設計された特別なグラブです。

縦長でポケットが深く、送球を確実に受け止めやすい形状になっているのが大きな特徴です。

さらに、土手の幅やウェブの構造などにも工夫があり、ボールをしっかりキャッチできるようになっています。

この記事では、ファーストミットの特徴をわかりやすく解説し、内野手用グラブとの違いも紹介します。

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ファーストミットの特徴

ファーストミットは、主に4つの特徴があります。

  • 縦に長く、ポケットが深い
  • 土手が狭く、閉じやすい
  • ウェブが厚く、ボールをこぼしにくい
  • 小指芯が曲がり、包み込むように捕球できる

1つずつ解説していきます。

縦に長く、ポケットが深い

ファーストミットは内野手用グラブに比べて、縦に長い形状をしています。

ミズノグローバルエリート 硬式用 ファーストミット

その分、ポケットも深く作られています。

深いポケットは、送球をしっかり受け止めるために非常に重要な要素です。

特に一塁手は、内野手からの速い送球ややや逸れたボールを捕球する場面が多いです。

そのため、浅いグラブだと取りこぼしやすくなってしまいます。

縦長で深いポケットのおかげで、多少捕球位置がずれてもボールを収めやすく、安定したキャッチが可能になります。

この特徴によって、ファーストミットは「捕球重視」と呼ばれる理由のひとつになっています。

土手が狭く、閉じやすい

ファーストミットは一般的な内野手用グラブに比べて、土手が狭いものが多いです。

ミズノプロ 硬式用 ファーストミット

土手とは、親指と小指の付け根をつなぐ部分のことです。

土手が狭いことで、親指と小指の動きが近くなり、ミット全体を自然に閉じやすい設計になっています。

閉じやすさは捕球動作に直結します。

特に速い送球や強い打球を処理するときでも、ミットがスムーズに閉じればボールをしっかり掴むことができ、取りこぼしを防げます。

これにより、一塁手に求められる「確実に捕る」という役割を果たしやすくなります。

ウェブが厚く、ボールをこぼしにくい

ファーストミットは送球を確実に受け止めるため、隙間が少なく厚めに設計されたウェブが多く採用されています。

久保田スラッガー 軟式用 ファーストミット KSF‐NOR

中でも代表的なのが ツーピースウェブ。縦に2本のパーツで構成され、閉じたときに隙間ができにくく、ボールの取りこぼしを防ぎやすいのが特徴です。

ツーピースは「しっかり掴む」「ショートバウンドをすくいやすい」といったメリットがあり、ファーストミットの定番ウェブとして長年支持されています。

一方で、近年はバスケットウェブクロスウェブなど、バリエーションも増えてきました。

  • バスケットウェブ…編み込みが細かくクローズド気味の構造。ボールがこぼれにくく、閉じたときの一体感が強いのが魅力です。
  • クロスウェブは、軽快さと視認性を兼ね備えつつ、捕球面の安定感も得られる。一部メーカーのファーストミットにも採用が増えています。

このようにファーストミットは「ツーピースが主流」でありながら、バスケットやクロスなどの選択肢も広がっています。

選手のこだわりに合わせて選べるようになっています。

過去の記事で、バスケットウェブが採用された、ワールドペガサスのファーストミットをレビューしています。

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【ワールドペガサス】軟式用ファーストミットをレビュー!
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小指芯が曲がっていて、包み込むように捕球できる

ファーストミットの大きな特徴のひとつが、小指芯が曲がって設計されていることです。

ミズノビューリーグ 軟式用 ファーストミット

小指側の芯がカーブしていることで、ミットを閉じたときに自然とボールを包み込むような動きになります。

通常の内野手用グラブでは「掴む」動きが重視されますが、ファーストミットでは「受け止めて包む」動きが重要です。

小指芯の曲がりによって、捕球面全体でボールを受け止められます。

多少ズレた送球でも収まりやすく、安定した捕球につながります。

さらに小指芯は捕球面と紐で結ばれているため、ウェブ部分と連動して折れ曲がります。

これによりミットを閉じた際に隙間ができにくくなり、ボールのこぼれを防ぐ役割も果たしています。

内野手用グラブとの違い

ファーストミットと内野手用グラブには、見た目や役割の違いがはっきり表れています。

まず形状の違いです。ファーストミットは指が外側から独立して見えないミット型の一体構造になっており、面全体でボールを受け止めやすい設計です。

これにより、ゴロをすくい上げたり、多少ズレた送球でも安定して処理できます。

一方で内野手用グラブは指が独立した形状で、細かい操作や素早い送球に適しています。

次にサイズです。ファーストミットは内野からの送球を確実に捕球することが最優先のため、全体的に長く大きめに作られています。

反対に内野手用グラブはコンパクトで軽量に設計され、操作性や握り替えのしやすさを重視しています。

ポケットの深さも大きな違いです。

ファーストミットは深めのポケットで、取りこぼしを防ぎやすくなっています。

内野手用は浅めのポケットで、捕った瞬間に素早く握り替えられるようになっています。

ウェブの傾向にも差があります。

ファーストミットはツーピースなど、閉じたときに隙間ができにくく、ボールをこぼしにくい構造が主流です。

内野手用はHウェブやクロスウェブ、ショックウェブなど、選択肢がおおいのが特徴です。

まとめると、

  • ファーストミット…「確実に止める」「包み込む」ことを目的とした設計
  • 内野手用グラブは「捕球して素早く送球する」ことを目的とした設計

この役割の違いが、形やサイズ、ポケットの深さ、ウェブの構造に表れています。

おわりに

今回はファーストミットの特徴を解説させていただきました。

ファーストミットは、

  • 縦に長く、ポケットが深い
  • 土手が狭く、閉じやすい
  • ウェブが厚く、ボールをこぼしにくい
  • 小指芯が曲がり、包み込むように捕球できる

といった特徴があります。

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