【動画付き】自分でできる!キャッチャーミットの型付け方法を解説!

はじめに

キャッチャーミットの型付けをしたいけれど、どうやって型付けをすればいいかわからない…。

自分でできるキャッチャーミットの型付け方法を知りたい!
キャッチャーミットの型付け方法でお悩みのあなたに、キャッチャーミットの型付け方法を解説していきます。
キャッチャーミットの型付け方法は、いくつかポイントがあります。
ポイントは、
- ミット全体にオイルを塗る
- ミットの動きを出す
- ポケットを作る
の3つがあります。
この3つを順番に行えば、自分でキャッチャーミットの型付けをすることができます。
筆者はグラブ手入れ専門のYouTubeチャンネル【グラブ手入れ brush-up】を運営しています。
今まで数多くのキャッチャーミットに触れてきた筆者が、失敗しないキャッチャーミットの型付け方法について、わかりやすく解説していきます。
この記事を読むことによって、
- キャッチャーミットの型付け方法
について、わかりやすく学ぶことができます。
ミット紹介
今回はグラブワークスゲームデイのキャッチャーミットを型付けしていきます。


下記の動画で、筆者が実際にグラブワークスのキャッチャーミットを型付けしています。
この記事では、動画と同じ工程を解説していきます。
自分でキャッチャーミットを型付けしたいあなたは、動画とこの記事を参考にすることをおすすめします。
型付けの考え方
キャッチャーミットを型付けする上で、重要な考え方を解説します。

前提として、キャッチャーミットの型付けには時間がかかります。
キャッチャーはピッチャーのボールをもっとも多く受けるポジションです。
そのため、キャッチャーミットには最も耐久性が求められる道具である必要があります。
耐久性を求められるため、キャッチャーミットはグラブよりも硬いものが多いです。
ミットが硬いということは、それだけ型付けに時間がかかります。
型付けは3-5割くらい行い、あとは実際にボールを受けて型付けすることをおすすめします。
この記事では、キャッチャーミットは硬いものという前提で、型付けをする方法を解説していきます。
型付け方法
キャッチャーミットの型付けは、いろいろな方法があります。

主な方法として、
- オイル型付け…ミットにグラブオイルを馴染ませ、ミットを揉んで柔らかくする方法。
- 湯もみ型付け…ミットをお湯につけて、お湯が浸透している間にミットを揉んで柔らかくする方法。
- 水揉み型付け…ミットを水につけて、水分が浸透している間にミットを揉んで柔らかくする方法。
- スチーム型付け…ミットをスチーム機に入れて、温かい間にミットを揉んで柔らかくする方法
などがあります。
今回はオイル型付けをしていきます。
オイル型付けはオイルとボールがあれば、誰でも可能な型付け方法です。
誰でもできる手軽さと、少しずつミットを馴染ませていくため、失敗しにくいという特徴があります。
用意するもの
キャッチャーミットのオイル型付けをするうえで、用意するものを解説していきます。

用意するものは、
- キャッチャーミット
- グラブオイル
- ブラシかムートン(なければタオルで代用可能)
- ボール
ボールは実際に使う、軟式球や硬式球があればOKです。
筆者はより重さがあって形がつけやすい、ザナックスの型付け用のボールを愛用しています。

ザナックスの型付けボールは、縫い目の跡なども残らないため、キレイさを求めるあなたにもおすすめです。
ミット全体にオイルを塗る
キャッチャーミットを型付けする1つ目のポイントは、ミット全体にグラブオイルを塗ることです。
ミット全体にグラブオイルを塗って、革に油分を入れます。
塗るオイルは、革が柔らかくなるタイプを選ぶのがおすすめです。
ローリングスのスターターオイルや、ミズノプロのレザーケアクリームなどがおすすめです。


捕球面だけでなく、背面や平裏、ヘリ革、紐などにもオイルを塗ります。
特に紐にオイルを塗ると、ミットが馴染みやすくなります。
オイルが浸透したら、山羊ブラシやムートン、タオルなどでミット全体に油分を馴染ませます。
ミットの動きを出す
キャッチャーミットを型付けする2つ目のポイントは、ミットの動きを出すことです。
下記画像の2つの円を、内側に折っていきます。


親指と小指の折り目をつけていくことで、ミットが動くようになります。
ミットに動きがなければ、ボールを捕球することは難しいです。
そのため、まずはミットの動きを出して、ボールを捕れる段階まで進めます。
ポケットを作る
キャッチャーミットを型付けする3つ目のポイントは、ポケットを作ることです。
作りたいポケットの位置を決めて、ボールを使って叩いていきます。
筆者は下記画像の丸部分に、ポケットを作ることが多いです。

丸部分は、キャッチャーミットの構造上、最も音が鳴りやすい箇所です。
捕球面の縫い目の下で、やや親指側です。
この部分にポケットを作ると、爆音が鳴りやすいため、おすすめです。
マシンのボールを受ける
3つの工程を行い、ミットが3-5割ほど柔らかくなったら、実際にボールを受けます。

キャッチャーミットは、ポケットができるまで時間がかかります。
そのため、いきなりキャッチボールをしても、ボールを弾くことがあります。
ボールを弾いてしまう場合は、ボールをポケットに当てて、前に落とす作業がおすすめです。
筆者はバッティングセンターを利用して、マシンのボールを受けることが多いです。
マシンのボールは一定であるため、型付けをするのに最適です。
横浜DeNAの戸柱選手も、自主トレでマシンのボールを受け、ミットの形を作っています。
マシンのボールを受ける際、1つ注意点があります。
ミットが硬くてボールを弾く場合は、ミットを握ってボールを捕りにいかないほうがいいです。
力を入れてミットを握ることにより、捕球面にシワができてしまうことがあります。
捕球面にシワができると、フィット感がなくなってしまう場合があります。
フィット感がなくなることによって、キャッチャーミットが重く感じるようになり、使いにくくなります。
そのため、ミットが硬い場合は、ポケットにボールを当てるだけにしましょう。
キャッチボールで使う
マシンのボールを受けてミットのポケットを作ったら、実際にキャッチボールをします。

キャッチボールをしてボールを捕りつつ、ミット全体をほぐしていきます。
満足いくまでミットのポケットが完成して、柔らかくなったら、型付け完了です。
また、ノックなどで、野手の送球を受けることもおすすめです。
まだミットが硬い場合、タッチプレーなどでボールがこぼれる場合があります。
そのため、野手の送球をしっかり掴むことができるのは、キャッチャーにとって重要になっていきます。
野手の送球をしっかり掴める柔らかさになったら、十分試合でも使うことができるミットになります。
キャッチャーミットの型付けには時間がかかりますが、納得いくまで柔らかくすることをおすすめします。
おわりに
今回はキャッチャーミットの型付け方法を解説させていただきました。
キャッチャーミットの型付け方法は、
- ミット全体にオイルを塗る
- ミットの動きを出す
- ポケットを作る
の3つがポイントです。
実際の型付けを見たいあなたは、下記の動画を参考にしてみてください。
この記事で解説した3つの工程を実践して、型付けを行っています。
