【動画付き】グラブの修理は自分でできる!クロスウェブの紐交換を解説!
はじめに

クロスウェブのグラブの紐交換をしたいけれど、通し方がわからない…。

クロスウェブのグラブの紐を通す方法を知りたい!
クロスウェブのグラブの紐交換について知りたいあなたに向けて、クロスウェブの紐を通す方法を解説していきます。
クロスウェブのグラブの紐交換は、
- 背面から捕球面に紐を通す
 - 捕球面から背面に紐を通す
 - 背面のウェブ内側を通す
 
といった初めの工程をした後、順番に紐通しをしていけば、問題なく紐交換を行うことができます。
筆者はグラブ手入れ専門のYouTubeチャンネル【グラブ手入れ brush-up】を運営しています。
今まで数多くのグラブに触れてきた筆者が、クロスウェブのグラブの紐交換について解説していきます。
この記事を読むことによって、
- クロスウェブのグラブの紐交換
 
について、わかりやすく学ぶことができます。
グラブ紹介
今回はハイゴールドの硬式内野手用グラブの紐交換を行います。

真ん中に紐が通っていない、一般的なクロスウェブが搭載されていました。
さっそく、クロスウェブの紐通しをしていきます。
なお、この記事ではウェブ交換以外の部分は割愛させていただきます。
紐の長さ
今回は180cmの紐を1本使います。
紐はメルカリで購入しました。
グラブ紐のリンクは、下記からチェックしてみてください。
1.背面から捕球面に紐を通す
1つ目の工程では、背面から捕球面に紐を通します。

通すのはウェブ下の紐が通っている部分です。

この工程の際、背面側に紐の長さを残しておきます。
あとで無理なく紐を結べる程度に、余裕をもって紐の長さを残しておきましょう。
背面から捕球面に通したら、次の工程に移ります。
2.捕球面から背面に紐を通す
2つ目の工程では、捕球面から背面に紐を通します。

先ほど通した紐穴の隣を通して、折り返します。

捕球面から背面に通したら、次の工程に移ります。
3.背面のウェブ内側を通す
3つ目の工程では、背面のウェブ内側を通します。

背面に通した紐を、ウェブの縦棒部分に通します。
下記画像のように、縦棒の真ん中に紐が通ればOKです。

縦棒の真ん中に紐を通したら、次の工程に移ります。
4.ウェブの縦横を連結させる
4つ目の工程では、ウェブの縦横を連結させます。

縦棒から通ってきた紐を、横棒の穴に通します。
通す横棒の穴は、背面側から見て左下です。

縦棒から出た紐を横棒を通すことによって、縦横が連結します。
ウェブの縦横を連結したら、次の工程に移ります。
5.左の穴に通して折り返す(1回目)
5つ目の工程では、左の穴に通して、背面から捕球面、捕球面から背面に折り返します。

横棒を通した後、左の穴に背面から通して、紐を捕球面に通します。

捕球面に通した後、上の穴に通して、再び背面に紐を通します。
背面から捕球面、捕球面から背面に折り返せばOKです。
背面に折り返したら、次の工程に移ります。
6.ウェブ横棒の左上にある穴を通す
6つ目の工程では、ウェブ横棒の左上にある穴を通します。

ウェブの横棒の、左上にある穴を通します。
ウェブを背面側から見て、左上の穴です。
左上の穴を通したら、次の工程に移ります。
7.縦棒を通す
7つ目の工程では、縦棒を通します。

縦横を通して、連結するようにします。
そのままウェブの形に通して、縦横をつなげていきます。
ウェブの上部分にも穴が開いているので、横に通します。
最終的に、5つ目の工程のように左の穴に背面から紐が入る形になればOKです。
左の穴に入るように通したら、次の工程に移ります。
8.左の穴に通して折り返す(2回目)
8つ目の工程では、左の穴に通して折り返します。

5つ目の工程と同じように、背面から捕球面、捕球面から背面に折り返せばOKです。

背面から紐が出るように通したら、次の工程に移ります。
9.ウェブの上部分を通す
9つ目の工程では、ウェブの上部分を通します。

単純にウェブの左上から、右上に紐が出るようにすればOKです。
右上の背面から紐が出るように通したら、次の工程に移ります。
10.右の穴に通して折り返す(1回目)
10回目の工程では、右の穴に通して折り返します。

左の穴から通した5つ目や8つ目の工程が、右の穴から通るようになるだけです。
同じように背面から捕球面、捕球面から背面に通します。

背面から紐が出るように通したら、次の工程に移ります。
11.横から縦に通す
11回目の工程では、横から縦に通します。

横と縦の、空いている穴をたどって通していきます。
ウェブ真ん中の横棒を通して、背面側から右の穴に紐が通る形になっていればOKです。
ウェブ真ん中の右穴に紐が通る形になったら、次の工程に移ります。
12.右の穴に通して折り返す(2回目)
12回目の工程では、右の穴に通して折り返します。

10回目の工程と同じように、背面から捕球面、捕球面から背面に紐を通します。

背面から紐が出るように通したら、次の工程に移ります。
13.ウェブの背面下に通す
13回目の工程では、ウェブの背面下に紐が通るようにします。

ウェブの残りの穴をたどっていきます。
3つ目の工程で行ったように、紐がウェブ下から出てくるようにたどります。

ウェブ下から紐が出てくるように通したら、背面から捕球面に紐を通します。
捕球面から紐が出てきたら、次の工程に移ります。
14.捕球面から背面に通す(最終工程)
いよいよ最終工程です、お疲れさまでした。
最終工程では、捕球面から背面に紐を通します。

背面から紐が出てくれば、紐通し完了です。
紐を結び、短くなりすぎない程度に余裕をもって、余分な紐を切りましょう。
なお、この記事ではウェブから指先の紐通しは省略させていただきます。
以上が、クロスウェブのグラブにおける、紐交換の方法になります。

おわりに
今回はクロスウェブの紐交換を解説させていただきました。
クロスウェブの紐交換の方法は、
- 背面から捕球面に紐を通す
 - 捕球面から背面に紐を通す
 - 背面のウェブ内側を通す
 
など、細かく分けると14工程あります。
同じような通し方も多いため、この記事を読めば、簡単に紐通しができます。
下記の動画も参考にしていただけると、とてもうれしいです!
