【動画付き】縦型投手用グラブの型付け方法は?3ステップで解説!

はじめに

縦型投手用グラブの型付けをしたいけれど、どうやって型付けをすればいいかわからない…。

縦型投手用グラブの型付け方法を知りたい!
縦型投手用グラブの型付けでお悩みのあなたに向けて、縦型投手用グラブの型付け方法を解説していきます。
縦型投手用グラブの型付けは、いくつかポイントがあります。
ポイントは、
- 小指側の動きを出す
- ポケットをグラブの薬指下に作る
- 親指側の硬さを調整する
の3つがあります。
前提として、縦型に向いている形と、そうではない形があります。
当記事では、縦型投手用グラブの選び方から、型付け方法まで詳しく解説していきます。
筆者はグラブ手入れ専門のYouTubeチャンネル【グラブ手入れ brush-up】を運営しています。
今まで数多くのグラブに触れてきた筆者が、失敗しない縦型投手用グラブの型付け方法について、わかりやすく解説していきます。
この記事を読むことによって、
- 縦型投手用グラブの型付け方法
について、わかりやすく学ぶことができます。
縦型と横型
縦型投手用グラブの型付けを解説する前に、投手用グラブの形について解説します。
投手用グラブは、縦型と横型があります。
それぞれ、
- 縦型…グラブの親指が中指~薬指につくような形。グラブを握らず、力感なく投げたい投手に向いている。
- 横型…グラブの親指が人差し指~中指につくような形。グラブを潰すように握り、力強い球を投げたい投手に向いている。
といった特徴があります。
それぞれ違う使い方をするため、自分に合った使い方を選ぶことが大切です。
筆者は横型と縦型の投手用グラブをどちらも使ってきました。
現在は縦型を使っていますが、横型のほうが投球の感覚がよかったという時期もあります。
フォームや感覚、成長によってグラブの使い方も変わってきます。
ピッチャーのあなたは、できれば縦型と横型、どちらのグラブも試していただきたいです。
縦型に向いている形
縦型投手用グラブに、向いている形を解説させていただきます。
縦型投手用グラブに向いている形は、
- 縦長で外野手用グラブに近い
- 丸いフォルム
- メーカーが縦型と言っている
の3つが挙げられます。
今回はワールドペガサスの桑田真澄モデルを参考に、縦型投手用グラブの型付けを解説させていただきます。
ワールドペガサスの桑田真澄モデルは、丸いフォルムが特徴です。

また、縦長で外野手用グラブに近いグラブも、縦型投手用グラブに向いています。
アシックスのダルビッシュモデルは、縦長で外野手用グラブに近いサイズ感です。

最後に、メーカーが縦型と言っているグラブも、縦型投手用グラブに向いています。
ファイヤーズの投手用グラブは、縦型と横型、2つの形があります。

以上の3つが、縦型投手用グラブに向いている形です。
湯もみでも手もみでも可能
筆者は今回、湯もみで投手用グラブを型付けしています。
湯もみは、グラブをお湯につけて型付けする方法です。
グラブが柔らかくなりやすい一方で、失敗すると紐がパリパリになるなど、耐久性が損なわれる場合があります。
今回の型付け解説では、手もみでも同じ工程を行えば、十分にグラブを柔らかくすることができます。
失敗したくないあなたは、お湯につけない手もみ型付けをすることをおすすめします。
小指側の動きを出す
縦型投手用グラブを型付けする1つ目のポイントは、小指側の動きを出すことです。

下記の画像の青ラインを、内側に折り曲げていきます。
青ライン部分は、親指と小指の芯材が分かれている部分で、適切なグラブの折り目です。
ここのラインを折ることで、グラブの小指側が動くようになります。
小指が立つように折り目を作っていくのが、縦型投手用グラブの型付けにおけるポイントです。

小指が立つことで、外野手用グラブのような見た目になり、グラブを縦に使いやすくなります。
ボールがハマるくらい小指側が効くようになったら、次の工程に移ります。
ポケットをグラブの薬指下に作る
縦型投手用グラブを型付けする2つ目のポイントは、ポケットをグラブの人差し指から薬指下に作ることです。
下記画像の青丸部分を、ボールなどで叩いていきます。

筆者はザナックスの型付けボールを使うことが多いです。

ザナックスの型付けボールは、木製で、ボールの縫い目がつかないという特徴があります。
また、重さがあるため、ポケットが形成しやすくなります。
自分で型付けをするあなたに、おすすめのアイテムです。
グラブの人差し指から薬指下にポケットを作ることで、グラブが縦に使いやすくなります。
理想は普段の捕球用に人差し指下、ゴロ捕球用に薬指下のポケットという2つを作ることです。
2つのポケットを作ることで、内野手用グラブのように捕りやすいグラブになります。
縦型投手用グラブを型付けしたいあなたは、ポケットの位置を人差し指から薬指に作ることをおすすめします。
親指側の硬さを調整する
縦型投手用グラブを型付けする3つ目のポイントは、親指側の硬さを調整することです。
下記画像の青ラインを折り曲げ、お好みの硬さに調整します。

ポイントとしては、親指と小指の効き具合を4:6くらいにすることです。
親指側を柔らかくし過ぎると、強いボールの威力に負ける原因になり、さらにグラブの耐久性にも関わります。
もちろん個々の使い方によって、親指側の柔らかさは好みがあります。
特にこだわりがない場合や、初めての型付けの場合は、親指が柔らかくなり過ぎない程度に調整することをおすすめします。
おわりに
今回は縦型投手用グラブの型付け方法を解説させていただきました。
縦型投手用グラブの型付け方法は、
- 小指側の動きを出す
- ポケットをグラブの薬指下に作る
- 親指側の硬さを調整する
の3つがポイントです。
投手用グラブは、縦型と横型があります。
フォームや感覚などによって、合う型は変わっていきます。
できればどちらのグラブも試したいですが、グラブも価格が高騰しており、新品を2つ買うのは難しい話です。
そこでおすすめの方法が、中古のグラブを買うことです。
メルカリでは中古でも型が抜群のグラブ、状態のよいグラブ、お値段以上のグラブがあります。
価格も新品より安いことがほとんどであるため、予算を抑えたいあなたは、メルカリがおすすめです。
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筆者の体感では、メルカリの投手用グラブは横型が多い印象でした。